"
すべてのM九を超える地震の後には、火山噴火が起こっている。特に、一九五二年のカムチャツカの地震の後には、三年後でしたけれども、ベズイミアニという火山が千年ぶりの大噴火をして、その後はほとんど毎年のように、現在もですが、噴火をするような火山に変身してしまったという事実があります。
それから、二〇一〇年のチリのときには、しばらく噴火がないので、マグニチュード八・八だったから、九に至らなかったから噴火をしないのかと思っておりましたけれども、一年三カ月後のことしの六月になって噴火をして、現在も噴火を続けております。
したがって、日本列島は、三月十一日を境に大変化をしたと考えるべきであります。M九で噴火が誘発されるということも覚悟しなければいけませんが、別の考え方もあります。マグニチュード九のあのような大きな地震が起こったのは、日本の地学的な現象は今異様な事態になっているんだと考えることもできます。
それと同じような例が、九世紀に日本ではありました。貞観のころですね。このときに貞観の地震が起こって、西南日本ではその後十年ぐらいたってから地震が起こります。このときに何が起こったかというと、このあたりで富士山が噴火をする。それから、伊豆大島も噴火する、神津島、新島という、これは千年ぐらい休止期間を持つのが普通の火山でも噴火をしているわけですね。三宅島も噴火をするというようなことが起こりました。
ですから、これから先、日本の数十年間というのは、こういう火山活動も覚悟しなければいけないというふうに思います。
"